さすがにこの不況下でも成長している企業の経営者は考え方がすばらしいですね。一読の価値あり。
印象に残った内容は下記の通り。
@自分の会社の事業として、単純に「こんなことをしたい」のではなく、常に「どうあるべきか」を考えて決断しなくてはならない。多くの人が自分には果たしてできるだろうか、自分には能力がないのではないか、こんなことよりも自分は別のことをしたほうがいいのではないか、などと思い悩む。それで大失敗するのだ。世間とか世の中は自分よりもずっと大きな存在なので、自分の都合など聞いてくれない。社会的に必然性がなければ失敗する。社会がその事業を要求するから成功するわけで、本当は何も思い悩む必要などないのだ。
A現在のように本当に困窮し複雑な時代だからこそ、物質偏重ではなく精神性に重きをおくべきなのだ。つまり、精神性イコール希望に重きを置くということだ。経営者が経営理念と会社の将来像を明確に指し示しリーダーシップをもって行動すれば、全社員がモラルや倫理感を持ちながら同じベクトルで仕事をするようになるのではないだろうか。
Bまずは社員誰もが、「組織が先にあっての仕事ではなく、それぞれの仕事が順調に進むように有機的に仕事がつながった状態が組織だ」と考えなくてはならない。すべてのしごとはお客様のために存在する。お客様の役に立っていない仕事は不要と考えるべきだ。
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